廻刀動作での指や手のひらの使い方

2026年4月9日 21時50分09秒 (Thu)

 「小指と同等か、それ以上に役に立っている指があると思う」の回と、「手の指についての、とりあえずのまとめ」の回では、指の動きを中心に書きました。ただ、読み返してみると、あれにもこれにも対応しようとして、指を、どんなときにどう使うのかが、結局よく分からないものになっているように、今さらながらに思います。
 そこで、今回は、剣術の基本になる廻刀動作に的を絞って、指の使い方や手のひらの使い方をまとめてみようと思います。

 基本的な廻刀動作の始まりでは、手元を中心線に沿って上げて、相対的に剣先を体の側面に落とすことになります。その際に、右手の指は全体的に軽く伸ばして、柄の鍔側を、主に、右手の親指のIP間接(先端側から1番目の間接)と、人差し指の其節骨(先端側から3番目の骨)とで挟み、軽く伸ばして人差し指に揃えた第3~5指を、柄に軽く添えます。
 左手の指も全体的に軽く伸ばして、右手よりも若干開き、親指の中手骨(先端から3番目の骨)と、人差し指の中手骨(4番目の骨)との間にできる股の部分が、柄の柄尻側に触れる程度にします。場合によっては、左手は、柄から離してしまってかまいません。
 そこから、対象に向かって斬り込んでいく際には、右手の中指、薬指、小指の順に軽く絞め込んでいき、柄を、小指球と母指球の間にある手根(手首近くの丘)と手の窪(てのくぼ)に収めていきます。
 右手の操作で、左手で柄が掴める位置に来たところで、左手の薬指と小指を軽く締め込み始めて、柄を、左手の手根と手の窪に収めます。
 そして、刃が対象に当たり始める前後で、柄を、小指球及び母指球の手の窪側と、小指及び薬指とで締め込みつつ、親指の中手骨(3番目の骨)で(棒等の場合には人差し指の第三間接周辺で)上から抑え込みます。その際に、薬指を旋回軸にして、小指と、親指の中手骨とで相互に逆向きの回転力を与える心もちで、柄を締め込みます。

 剣術の基本なのでしょうけれども、文章で説明するとたいへんです。ただ、映像等で解った気になるより、一文いちぶん、精査して書いていく、或いは読解していく方が、案外、理解の近道であるように思います。

ブログ

12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930
QRコード
携帯用QRコード